ドラマ的脚本の事例「私を捕まえて」
大切な君が幸福になるために知っておいてほしいこと。
■ドラマ的脚本の事例「私を捕まえて」
破綻のストーリーは数多いが、次のような一例がある。
▼ 事例「私を捕まえて」
目的
捕まって自己否定の構えを自己認識して、さらに傾向を強くする
仕掛け
規則違反、ルール無視、盗み、暴走、浮気など
捕まえられるためになにか手がかりを残す
参加者(カモ)
管理者、教師、警官、親、配偶者など
適切なコミュニケーションの時期
相手(こども、配偶者、従業員など)の言いなりになっている間
こじれるコミュニケーションの時期
犯罪の発覚、犯罪者の怒り、感情の行動化、自己認識の動き
混乱の発生
なぜ、わざわざ捕まるようなことをするのか?(説明がつかない)
結末
無念(自己肯定の失敗)、安堵感(自己処罰による罪悪感からの解放)
この事例は、件数的に非常に多いもので、特に10代の若者に多発する。
親離れなどの問題を抱え自己認識の欲求が高くなり、万引き、窃盗などこの種の犯罪は後を絶たない。
当事者が(広義の)罪の意識に苛まれ、自分を認識するために起こしている破綻ストーリーで、処罰欲求に支配された行動への対処は、心理療養士のようなプロフェッショナルにとっても非常な困難を強いられる。治療するほど悪くなることも多い。
自己認識、より確かな自分を獲得したいがための行動の反面、自己否定感が強いため、処罰されることを求めてしまう。処罰されることで安堵感を獲得している。
わざわざ手がかりとなる証拠を残しているのは、処罰されることで罪の意識から解放されるメカニズムが働いているからだ。
このストーリーの参加者として名をつらねるひとをカモというのは、心理的、物質的に搾取される役割を演じてしまうからだ。
もちろん本人は意識していませんが、主役の目的と相性が合う。
相性が合わない人は、参加機会があっても参加意欲がないので、参加することがない。
ギャンブルに参加して勝つことは稀だ。
勝ったにしても儲けたお金で事業を始めて成功したという話も聞かない。
どっちにしてもワリの合わないことなので、理性的なひとなら参加意欲が湧かない。
つまり熱心にギャンブルに励んでいるひとは自己処罰が目的と考えられることもできる。
隠された動機に注意したい。
福井市内
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