アサーティブな子育て 時間を使える子にする。

http://www.genkipolitan.com/img_kokoro/DSCN2599.jpg
福井春まつり

アサーティブな子育て 時間を使える子にする。

 時間と感情のコントロール力は、子育ての重要なテーマです。
幸福な人になるには、時間と感情を支配できる人になることが必須条件だからです。

1日24時間。
誰でも知っているこの事実を単なる事実として知っているのと、それを前提条件にして暮らすのとでは、結果は全然違います。

原因と結果の関係を幼児期から教えていく上で、時間の使い方はもっとも分かりやすく重要なテーマです。
「時は金なり」というように時間は貴重です。それに異論と唱える人はいないでしょうが、実際には「時は空気なり」のように生きている人がたくさんいます。
「時間をつぶす」という表現には、「時は金なり」を否定している態度が見え隠れします。「待ち合わせをして相手から遅れると連絡があった。仕方がない。時間をつぶそう。」・・・・こんな場合でも、「時は金なり」の信条に基づいて行動する。そんな人にするのは、子育て次第です。

 やがて成人して家庭を持ったとき、休日にはダラダラとテレビを観たり、寝転がって過ごす。その様子をこどもは学んで行くというように、時間の使い方は、親から子へ、またその子へと連鎖していきます。
時間の使い方は習慣化されたものなので、後から修正しょうとしたら困難を伴います。小さい時から身につけておくと楽だし、人生の質も変わります。

 人生は有限であることを前提に、主体的に自分と時間を使って能動的に暮らすスタイルを習慣化しましょう。時間管理のスキルは子育ての中心的な課題にしたいものです。
時間を支配する上で、忘れてはいけないことがあります。感情をコントロールできる子に育てることです。
感情と時間は密接な関係にあり、感情のコントロールができないと、時間を不用意に無計画に使います。またこの感覚はお金の使い方にも影響します。
イライラする、ムシャクシャする・・・・気分を紛らわせるために、遊ぶ、消費する・・・・・お金だけでなく、必ず時間も無意味に消えて行きます。

お金は働くと、また手にすることはできますが、時間は戻ってきません。金銭感覚を身につける意味でも時間管理がきちんとできる子に育てましょう。
時間の使い方は、大きく分けて3つあります。

1)計画的に使う
2)時間に追われる
3)時間を気にしない

 計画的に使う人は、いまこの瞬間に集中するために、過去と現在と未来を有機的につなぎあわせます。いますることを、過去から学び反省したことをいまに落とし込みます。その一方で過去の反省を未来に活かして、準備できることはいましておきます。過去・現在・未来を線にして、いますること、いまできることに集中します。

 時間に追われる人とは、計画的に暮らしたいと考えていても、それ以上に仕事が押し寄せて、仕事の洪水に押し流されてしまう人です。
それをコントロールできる場合と、職業柄、どうあがいても自分だけではコントロールできない場合があります。

 時間を気にしない人は、過去と未来があって、いまがありません。いまは過去と未来をつなぐ接着剤の役割をしていますが、いまがないので、過去、現在、未来がバラバラにあるだけです。

その最大の原因は、感情的な行動が主たる行動原因であって、本人の意識がどうであれ、実際には場当たり的にその日、その日を気分で暮らしているからです。これでは体験を重ねて発展していくのは困難です。どれほど努力していても、つながりがないので報われません。

すると、妬む、恨む、怒り等ネガティブな感情に支配されてしまい、ますます感情的な行動が増え、さらに過去、現在、未来がバラバラになる悪循環が進み、不幸を引き寄せてしまいます。


 親がしてあげられることは、時間を計画的に使う習慣を身につけることです。
それには、目的、目標を持って、マイルストーンを使った計画を立て実行の経験を重ねることです。

「あなたが計画を立てて、その通りに実行しているから、こんな結果になったのよ」とヨイ出しをしてあげて、結果と原因の因果関係を教えます。
自然にヨイ出しのチャンスを待つのではなく、親がサポートして、ヨイ出し出来るように誘導していきます。ヨイ出しを親の目標に設定します。体験の数と質の高さがこどもの自信と習慣になります。


http://www.genkipolitan.com/img_kokoro/DSCN2555.jpg
福井市


]


関連サイト&ブログ

日本全国男前プロジェクト
ゲンキポリタンのじぶんぢから再生プロジェクト
マートワンのビジネス・アサーション
ライフスキルで自分を動かす
世界で一番大切な君に話すこと。
沈黙を抱きしめて。


ゲンキポリタンのじぶんぢから再生プロジェクト