コミュニケーション・パターン
大切な君が幸福になるために知っておいてほしいこと。
■コミュニケーション・パターン
人には自分の特長的なコミュニケーション・パターンがある。
表面に表れる主なコミュニケーション・パターンには次の3つがある。
・適切なコミュニケーション
・こじれるコミュニケーション
・仮面的コミュニケーション
この3つのパターンは状況で使い分けているが、人によって、傾向的に適切なコミュニケーションが多い人と、こじれるコミュニケーションの多い人がいる。
では、事例と共に、それぞれのコミュニケーション・パターンを説明してみる。
● 適切なコミュニケーション
適切なコミュニケーションとは、親→子、子→親、あるいは大人→大人、大人→大人というように、相手から投げかけられた心(人格)にふさわしい心を投げ返すことです。
適切なコミュニケーションを持続することで、両者はスムーズなコミュニケーションを可能にします。
● こじれるコミュニケーション
こじれるコミュニケーションとは、
状況にふさわしくない投げかけ、あるいは反応をすると不快感が生じることがあります。大人の理性的な心を相手の大人の理性的な人格に投げ込んだときに、こどもの自分奔放な人格が返って来たら、予想しない反応に驚きます。
●仮面的なコミュニケーション
仮面的なコミュニケーションとは、表に出した言葉や態度とは裏腹に、別の心情を持ってコミュニケーションを図るもの。
感情的になって乱暴な態度をとった後、冷静になって「先ほどは申し訳ありませんでした」と謝罪する。(大人→大人)
しかし、実際は心の中で「私はダメな人間です。処罰してください。」 ”こども→親”と考えていたりする。
これは、図2の大人→大人が表に出た態度で、裏で行われている”こども→親”のコミュニケーションは、相手には見えない状態。
このように表のコミュニケーションと裏で起こっているコミュニケーションが違う場合があるが、これが仮面的コミュニケーションである。
平行になるコミュニケーションを心がけたいが、表面にでないコミュニケーション・パターンは他にも相互的コミュニケーション、人格的コミュニケーション、人間的コミュニケーション、作為的コミュニケーション、共感的コミュニケーション、相補的コミュニケーション、風刺的コミュニケーション、功利的コミュニケーション、防衛的コミュニケーションなどがあり、防衛的コミュニケーションにはさらにいくつものパターンが内包されている。
コミュニケーション分析について、「こじれる人間関係 ドラマ的コミュニケーション分析(杉田峰康 著)創元社刊」に詳しく紹介されている。
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