仕事の目的

■ 仕事の目的

働く目的は、「なぜ働くのか?」に対する答えであり、理由だ。

仕事の目的は、その仕事で、なにをするのか、仕事そのものが持っている目的だ。

しばしば道具が使う人によって、機能も目的も変わるように、働く目的によって仕事の目的もしばしば変化する。
だから、働く目的で、仕事の意味は変わるので、働く目的を開眼すると、仕事の意味も変わる。

「セールスの仕事はいやだな」と考えていた人が、働く目的が変わると、セールスの意味も変わる。そこから俄然やる気が強くなり別人のようになることがある。

働く目的が変わっているにもかかわらず、仕事の目的が変わらない・・・・時代の空気、新興国の追い上げ・・・変化し続ける一方で、いま多くの人も組織もその狭間でやる気を見つけ出すことに苦慮している。自分のモチベーションを高めるスキルは、子育てのスキルにも通じている。部下を持つ場合も、顧客と向かい合う場合にも通じる道だ。道というからには、ゴールがあり、プロセスがある。

組織に従属していると組織のゴールがはっきりしているので、しばしば自由がないと思う場面に遭遇する。しかしプロセスには>クリエイティブな機会があり、その仕事をすることで何をしたいのか、主体性を発揮しながらゴールに到達することができる。そのエネルギーになるのが働く目的である場合がしばしばある。
人間は自分のためよりも、人のために働くほうがよりやる気が出るものなのだ。

裏を返せば、厳しい条件を乗り越えてきた人ほど、働く目的がより大きな世界に貢献したいと考える傾向がある。お金や欲では乗り越えられないレベルに対峙したとき、それを支えにする以外になかったと言える。

だから同じものを売っていても、人によって提案力が変わってしまう。それは人によって成功の基準が違うことを意味している。
なんでもいいから売ったらいいのだと考える人もいれば、お客さまが喜んでくれないと満足できないという人もいるのだ。

人は変わり続けるものだ。変わることが悪いわけではない。成長するときもあれば、逆に退化するときもある。合わせて働く目的、仕事の目的も変わるかも知れない。いずれにしても、その時点、時点ではっきりしておくことは自分自身への励ましになるだろう。

成功していると見える人から、「心配だらけでストレスにさらされ夜も眠れない」という相談をよく受ける。
ストレスは必ずしも悪い物ではないのだ。個人の成功の定義を決定するのは自分自身だ。成功の定義は目的であり、ゴールになる。



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