【自分を変える】決断の第7ステップ


福井復興博覧会(福井県立歴史博物館



障害となっている恐怖心と、恐怖から生じる抵抗を認めない限り、払拭のしょうがない。
払拭できるから次のステップに進めるのだ。それまではどれほど自分に変化することを誓っても破ってしまう。

特に物事をコントロールしようとする人や、格好をつけたい欲求を捨てられない人には、PDCAを使いまくって、失敗を厭わず正解を発見することはできない。
この種の人には、これ以上前に進むことは無理な相談で、自らが恐怖心を体裁で覆い隠す習慣を克服しない限りほとんど期待が出来ない。
「問題解決スキル」を含んだ「意志決定スキル」の脆弱さが原因なのだ。


決定するために、事実を一つ残らず把握し、必要な対策を打っておこうと考える。
それは理想であっても、すべての事実を把握するのは神技のようなものだ。
人間技でないことを平凡な自分に要求するわけだから、自分の欲求に自分が押潰されてしまい、身動きがとれなくなり行動に踏み切れないのだ。
恋した相手がイエスと言う保証がないと気持ちを打ち明けないのと同じだ。


自分を変えるには、この段階を越えて次の第7ステップに進まないと行くしかないが、見栄や体裁で自分の弱さをガードしている自分を変えるのが難しい人は、ここで元の状態の方向へUターンしてしまう確率が非常に高い。正に運命の分かれ道なのだ。
考えてみてほしい。恋した相手がイエスと言う保証がないと気持ちを打ち明けないというのは、何もなかったのと同じことだ。


 余談になるが、得恋は自分が傷つかないと考えがちで、実は自分も相手も傷つくことなのだ。
人を思うとは記憶することであり、しかもすぐに忘れる一時的な記憶ではない。
脳科学的には、心に深く刻むとは、その段階ですでに自分の心に傷つけていることなのだ。
得恋、失恋、結果がどちらでも同じなのだ。行動して傷つくほうが良いと知ることが大切だといえる。


しかもビジネスや研究で、PDCAを回す場合では、どこから始まっても同じなのだ。
もし投資が必要な場合は、最小の投資から始めるといい。
つまりここでも見栄や体裁が邪魔なのだ。
理想とする条件が整わないから始めないというのは邪道なのだ。
克服するには一度自分の感情を公然と認めることがとても大切だ。

 第7ステップに必要なのは、「これでいい」という思い切りだ。
それはあきらめにも似ているが、違う点は不退転の決意の有無だ。
それはどんなに恥をかいても、石にかじりついてPDCAを回し続ける覚悟に他ならない。
そこにたどり着いた瞬間、自分の内側でバラバラに主張していた意見が、遂にひとつにまとまり、合意したことを感じるだろう。遂に統合が起こり、霧が晴れたように、迷いが消えたのだ。


 第7ステップの土台になっているのは共感性と自己認識スキルだ。
この能力を伸ばすには、日常的にバラバラな意見、主張にある相違点を否定せずに、一旦受け入れた上で、相違点を明確にして、点と点をつないでまとめあげるトレーニングをしておくといい。
このトレーニングをするほどその努力は創造力になって結実する。
このスキルは男女問わず、人の営みのすべての面で力を発揮する。




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