間違えば、またやり直せばいい


講演や読書などで刺激を受けるのはいいこと。
元気がなくなった気持に胡椒のようにピリピリがいい。


だけど、せっかくのやる気が、霧のように消えていくと
最後には自分はダメな奴と、
思う気持ちを強くしただけで心が風邪をひく。
どうすれば良かったのだろう。



お医者さんの声

「目的」と「目標」が、はっきり意識できていない

「目標」を「計画」に落とし込めていないので、実行に不足があり変化が起こらない。

「計画」は、どうすれば達成できるか、客観的な「逆算」で創るのが鉄則なのに、がんばろうという意志に任している。

「目的」→「目標」→「計画」→「実行」→「検証」→「分析」→「判断」→「計画」→「実行」を繰り返すが、「検証」→「分析」→「判断」→「計画」→「実行」が行われていない。


どれかに心当たりがあったりして
心がすっかり風邪をひいてしまう。

続かない繰り返しは、何かしら大事なものが離れて行くようでつらいものがある。
やる気の残骸を手にして、決意ばかりを繰り返す切なさが波のようにひいてはよせて。


マネジメントというとビジネスを思い浮かべがちだけど、個人生活にも欠かせない。

マネジメントのツボは、PLAN〜DO〜CHECK〜ACTIONという循環活動。
PLAN〜DO〜CHECK〜ACTIONはPDCAと略される。「計画」→「実行」→→「確認」→「反省」のこと。
サイクルのように繰り返すことで、当初の目標を達成するスキル。
これが機能しないと、マネジメントは破綻し、目標達成は困難になる。


マネジメントサイクル PLAN〜DO〜CHECK〜ACTIONとは、どういうことか、富士登山を例に考えてみよう。


普段目にすることのないのない日の出の瞬間、大自然に身を放って気分転換、
リフレッシュでゆったりした時間を過ごすのが富士登山の目的かな。


目的を達成するために、富士山頂でご来光を楽しみたい。
これが目標。
目標を達成するためには、行程(スケジュール)、服装、装備、携行品などを決める必要がある。
これが計画。


よく目標と計画を同じように考える方がいるけれど、
計画は目標を達成するための具体的な方法を決めたもの。
計画は、計画する人の経験の有無や知識の程度が反映されてしまうので、計画する人によって内容が違ってくる。


1)富士山に登った経験がある場合
経験をもとに、以前の結果(体験)から「逆算」して、登山行程が作れます。以前のミスも大いに役に立つ。
山頂で日の出を見ることを「目標」に全行程を考慮して何時に出発するのが適切か、休憩や食事する場所も予め決める。
そして行程に合わせて服装、携行するものなども決まる。
「目的」→「目標」→「計画」→「実行」だ。


以前の経験をもとに立てた計画だが、それでも天候など条件が同じということはない。
実際の行動時には、必ずと言っていいほど違いが生じるので、計画通りにはいかず、調整が必要になる。



2)経験がない場合
下調べして情報を集めてイメージする。
流れは「目的」→「目標」→「計画」→「実行」だが、経験がないので、「計画」と事実の違いが大きくブレることを覚悟する。
実行段階では、調整、調整、調整の連続になる場合がある。


さて、経験者も、初めての人も、それぞれ計画を立てた。
計画と実際の間には違いが生れる。
どちらの場合も「調整」が必要になる。


調整とは、マネジメントサイクル PLAN(計画)〜DO(実行)〜CHECK(確認)〜ACTION(反省)の反省と同じこと。
調整するには、正しい判断が必要。
間違った判断のまま調整したら、また間違いが生まれる。
かといって判断しないまま放置したら事態は好転しない。
判断をせずに放置することを考えたら、間違っていても仮説を立てて実行したほうが効果的だ。
間違いを発見した分だけ進歩であって、間違いは修正して取り組めばいい。


「間違いを修正してまた取り組む」・・・マネジメントのツボのツボ。




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