コミュニケーション・スキル 私を主語にする
コミュニケーション・スキル 私を主語にする
世界で一番大切な君に話すこと
バレンタインデーく
■コミュニケーション・スキル
私を主語にする
■因果関係を念頭に置く
私たちが暮らす社会は、たくさんの人が暮らしている。
たとえば10人の人がいたら、そこには100のコミュニケーションがある。100の因果関係があることを意味している。
「あの人、今日は機嫌が悪いね」というとき、機嫌が悪い背景には100の因果関係がある。
私たちは、仕事やプライベートで計画する。
計画とは、因果関係を計算して予測を立て事前に手を打つこと。どれだけ因果関係を発見して計算できるか、計算したことを事前に手を打てるかで、マネジメント力は変わる。失敗の体験があることが役立つ。
自分を認識するには、自分の考え、意見、感情が、どのような因果関係を背景にしてそこにあるのか、計画するときと同じように分析できるので、自分のことが客観的に分かるようになる。
ここから自分が考えている自分と、なぜ自分が想像と違っているのか、そのズレが発見できる。
本当の自分を社会にデビューさせるには、どうしたらいいのか。5つのライフスキルを使って実現する時と場所、それがコミュニケーションだ。
■信頼感のある人とない人の違い。
自分を信頼していない人は、コミュニケーションするとき、相手が自分をどう思っているかに注目syる。そのため相手の考えや意見に集中できない。逆に自分を信頼している人は、相手の考えや意見に集中し、相手がどんな人か、できるだけ深く相手を知ろうとする。
これは悩みを持っているこどもが、授業に集中できない状態に似ている。先生の話を聞いていない子は、家に帰っても勉強よりも不安に関心を持っているので、成績が悪く、他者との比較で自信をなくす。
相手が自分をどう思っているかに注目していると、これと同じことが起こってしまう。ますます自信を失くしてしまう。より一層、相手が自分をどう見ているかに注目するようになる。
自分の不足を指摘されると、批判されていると思い込み、拒絶的な態度を強めてしまう。
自分がどう評価されるかが気になると、温かみのある深いコミュニケーションは難しくなる。なにかにつけ競争的になる。と、言っても本当の競争ではなく、相手のあら探しに終始する。
相手が事情を察して、援助の手を伸ばしても虚勢を張り拒否するので、相手は寂しくなり徐々に遠のくしかない。孤立感というもっともインパクトのある不安が心の底に張り付いてしまう。
孤立感を避けようと、自分が優位に立てる相手を選んで親密な関係を作ろうとする、自分の発展がなく、物足りなさを感じる。そこで周囲を見下すような態度や言葉を使うようになるが、そんなことでうまくいくはずがない。ますますつらいことが増える。
状況を打破するには、相手との違いを隠して相手に合わせる、あるいは支配しようとする・・・・率直、誠実さに欠けるコミュニケーションをやめることが先決だ。
率直、誠実、対等、自己責任を柱にしたアサーティブなコミュニケーションを目標にして実践を心がけるようになれば幅広い人間関係、深いコミュニケーションができるようになる。
■私を主語にする
率直、誠実、対等、自己責任を柱にしたアサーティブで快適なコミュニケーションをめざすには、英語のように「私」を主語にしょう。実際に使ってみると分かるけれど、自分の使う言葉に対する責任感が変わる。
「私はこう感じる」「私はこう考えている」と、主体性が自分にあることがはっきりします。
これが「あなたが言った」「あなたの考えだ」というように主語を自分以外にすると、責任感が薄れ、主体性は自分から遠のく。
責任を引き受けたくない人にはうってつけだが、自分の人生でありながら、傍観者のように感じることになる。それが狙いということであれば成功だけど、その成功は自己信頼感、自己効力感の点で決定的な失敗になる。そんなの楽しいことではない。
自分への信頼感を高めるには、「私」を主語にした会話をする。
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