曖昧な国ニッポン

曖昧な国ニッポン

持ちつ持たれつという言葉には共依存の匂いがある。責任範囲を曖昧にするコミュニケーション、ノーと言わない、言えない風土は、妬む、憎む、怒る、愚痴る温床になる。

 曖昧さは、夫婦、親子、家族、学校、職場、政治とどんどん広がり国際政治の場面にまで拡大していて、諸外国からも奇異の視線が届く。

この曖昧さは家庭内の女性を直撃していて、支配と依存から来るストレスを与え続けている。支配と依存のストレスに対して「主人が働いていてくれているので」と弁護するが不安定な力関係が二人の関係の基礎になっていて自立を阻害する。

不安定な力関係のバランスをとっているのが、自分の支えが必要だと言う。典型的な共依存では両者は自分を消し去る作業に余念がない。

伝統的にニッポンの家庭には「支配」と「依存」の風潮がある。さらに追い討ちをかけるように依存症のいる家庭では体面を保つために他者との間に壁を作ることで家族の秘密にする。こういう家族では「秘密」が励ましの代わりになる。

秘密が習慣になり、不安に反応した防衛的なコミュニケーションによって断絶した家庭内でコントロール、無関心、服従がシステム化する。こどもは成人しても、その独特のスタイルを社会に持ち込み、他者をコントロールしようとする。依存が連鎖する。
夫婦が愛情を間違って認識していると、やがてこどもも間違った認識をしてしまう。


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