意志決定スキル 主体性のある人とない人

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えちぜん鉄道 福井口駅

5つのライフスキル・意志決定スキル

ライフスキルのなかでも意志決定スキルは、自己認識スキルとコミュニケーション・スキル、さらに目標設定スキルと強い因果関係がある。

意志決定スキルは、自身の主体性を発揮するスキル。自分で責任を引き受けて目標や課題に取り組んでいくスキルだ。人生を豊かにするうえで欠かせないスキルであり、リーダーシップの基礎となるスキルだ。

それでは次の点について説明していこう。

●主体性のある人とない人
●「努力」とは、できることをすること
●イヤイヤではないことの大切さ
●計画
●主体性を発揮するために、選択の自由とルールを同期させる
●依存は計画力を弱くする
● 問題解決力
●意志決定スキル


■主体性のある人とない人

主体性がないとは、物事に積極的に取り組めないということ。主体性がない人には、大きなデメリットが2つある。

ひとつは、得体の知れない不満の原因になること。
主体性の有無と、能力、努力の有無は、比例しているわけではない。これが不満に拍車をかけ、妬み、恨み、憎しみ等ネガティブな感情を生産する工場の役割をする。
もうひとつ、主体性の弱い人に共通している特徴がある。実際の能力に関係なく、自分に進歩がないように感じている点だ。
これが災いして、積極性をさらに奪い、意志決定スキルのみならず、目標設定スキル、コミュニケーション・スキルも含めてライフスキル全般を引き下げしてしまう負のスパイラルにはまりこんでしまうのだ。

不満と進歩のなさを誰かのせい、環境のせいにしているとよい人間関係は作れない。自分だけでなく、自分の周囲には、信頼関係を作るのが苦手な人たちばかりになる。必然で自分の世界が狭くなり、しかも励ましやサポートを受けにくい状態になる。主体性のなさは自分の人生を豊かにする上で、想像以上に大きなデメリットになる。

実際のところ、誰でも自信が最初からあるわけではなく、失敗の体験から学んで、繰り返す内に「極意」に到達する。いかに自分が間違ったことをしていたか、心身で感じるのだ。どんな分野でも「極意」に到達すると、本当に別のステージに立ったような気分になる。そこで自分に出来たように、これは特別な人だからできたわけではなく、誰でもできることだと知る。失敗を繰り返しながらあきらめずに追い求めた結果だと知るのだ。事実その通りなのだ。
だから主体性のない人が、主体性のある人をみたとき、自分と差があるとは感じられない。だから妬み、恨み、憎しみが生じてしまうのです。

それを道徳心で、三悪を追放しようとムリをするから、さらにおかしくなる。強い自己処罰感情があると自分を責める。ますます現実と乖離するのでストレスは増大するばかりで孤立感が深まる。深まるほど積極さは失われてしまう。

人間は不幸には耐えることができるが、不安には弱い生き物だ。つまり現実を受け入れる力はありるが、際限のないネガティブな想像にはもろいのだ。弱点をまるまる背負って生きる感じは本人には深刻だが、客観的には見ると馬鹿げているように思える。

主体的な人の暮らし方は、「生きているんだから、生きるしかないだろう。だからどんどん生きろ。生きているものを死なせるようなことをしてなにがおもしろい。」そういう感じだ。
「どんどん」が主体性なのだ。「どんどん」には能力の有無はなく努力だけだ。努力があるから能力が開発される。

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福井


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